第Ⅳ期 日本ジャック=ダルクローズ協会の活動 2009年~
場 所:福岡こども短期大学
日 程:2011年8月9日(火)~11日(木)
場 所:東京音楽大学
2011年13日(土)マスターコース
in 福岡 東京
■講師■
*ルース・アルパーソンRuth Alperson(アメリカ)
ジュネーヴInstitut Jaques-Dalcrozeにてディプロマ取得。
New York University芸術人文科学博士号取得。
現在 ニューヨーク州Hoff-Barthelson Music School学部長として、
またダルクローズ教師養成プログラムの責任者として携わっている。
*カリン・グリーンヘッドKarin Greenhead(イギリス)
ジュネーヴInstitute Jaques Dalcrozeにてディプロマ取得。
ダルクローズリトミックを音楽、ダンス、指導、演奏へ応用する
ダルクローズ指導者として国際的にも定評がある。
現在イギリス・ダルクローズ協会の指導主任を務める傍ら、ヨーロッパ、
オーストラリア、アメリカ、日本でも指導にあたっている。
*ジャック・スティブンソンJack Stevenson(アメリカ)
ジュネーヴInstitut Jaques-Dalcrozeにてディプロマ及びライセンス取得
Duquesne Universityピアノ演奏家修士課程修了。
Ithaca College、Laval Universityをはじめとして多くの大学で40年以上
ダルクローズの指導に従事している。
特にプラスティックアニメにおいては定評がある。
馬淵明彦/井上恵理/酒井徹/中明佳代
荒木裕子/石塚英子/伊藤陽子/馬杉知佐/大城依子
桐ケ谷範子/櫻田由里/澤口遊雲子/清水あずみ
菅沼邦子/平島美保/宮良愛子/村中幸子/吉田裕昭
■講習内容■
*リトミック *ソルフェージュ *即興
*ワークショップ
場 所:東京音楽大学付属高校
講演者:有賀誠門(東京芸術大学名誉教授)
~リズミシャン 有賀誠門先生をお迎えして~
第8回フォーラムは、東京芸術大学名誉教授・打楽器演奏者であり、現在はリズミシャンとして幅広くご活躍の有賀誠門先生をお迎えしてのフォーラムとなりました。
受講生は60名近く集まり期待が高まる中、有賀先生はランニングシャツに素足で登場。
とても70代とは思えない、相変わらずのパワー全開で始まりました。
始めは先生の質問に対し、緊張と戸惑いのせいか、受講生の間には少々張り詰めた空気が流れたものの、いつしか先生のペースへと引き込まれ、会場は熱い空気に包まれていきました。
長年演奏家として活躍された経験から、動きや声出しなどの独自のアプローチで、音楽の持つ幅広い側面である「気」「流れ」「響き」「音の方向性」などを導き出してくださいました。
更に今回の講座では、音楽に留まることなく「人間本来の持つ力」や「伝える力」そのものを学ばせて頂いた気が致します。有賀先生の発進したエネルギーを受講生一人ひとりがキャッチし、回線を結んで下さったことと思います。
素晴らしい講座でした。
「ダルクローズ免許取得試験」体験・説明会 in 大阪
会 場:東京音楽大学付属高校
~板野平 日本ジャック=ダルクローズ協会名誉会長講演~
DVD「なせ動くのか?」を上映
本協会の名誉会長であり、日本のリトミック教育の礎を構築された板野平先生が、2009年7月17日にご逝去されました。
第7回のフォーラムは、日本リトミックのパイオニア板野先生を追悼し、先生がお元気でいらした平成13年8月6日 昭和音楽大学サマーワークショップでの後援会の様子をまとめたDVDの上映を致しました。
参加された方々は正にリアルライムで講義を受けているように、DVDの中の板野先生の冗談に笑ったり、お話に聞き入ったりと、和やかな雰囲気の中で、「なぜ、動くのか?」というダルクローズの神髄にふれる講義内容を熱心に観ていました。
DVDを観終わってから、井上恵理福会長の指導でダルクローズの作品「Chantons lesroses(バラの花を歌おう)」「Tout simplement」の2曲を歌いました。
井上先生のアイディアで急遽、馬渕先生に指導をお願いすることになり、最後の最期は、井上先生のピアノ&馬渕先生の指導&ダルクローズの歌の言葉&DVDの板野先生のお話、全てが一つの線になり素晴らしい感動的なフォーラムとなりました。
「ダルクローズ免許取得試験」体験・説明会 in 大阪
場 所:東京都豊島区南大塚地域文化創造館
講演者:かさみ康子(フェルデンクライス・プラクティショナー、
2003年11月設立 株式会社フェルデンクライス・ジャパン代表)
「フェルデンクライスメソッド」
フェルデンクライスメソッドの名前の由来(このメソッドの創始者であるモーシェ・フェルデンクライス Moshe Feldenkrais、1904~1984 によるもの)、フェルデンクライスの人物像(パリのソルボンヌ大学で学んだ物理学博士であり、機械工学の技術者、また教育者でもあり、更には外国人としてはじめての黒帯保持者となり(1936)、柔道のエキスパートとしてヨーロッパに柔道を紹介したという、多彩な人物)、また、メソッド開発の経緯などについて、かさみ康子先生の軽快なトークでメソッドの全体像を紹介いただき、いよいよ体験が始まりました。
フェルデンクライスメソッドは、身体の動きを通して私たちの能力を引き出す「学習」の方法で、二つの手法があります。一つは「個人レッスン」(Functional Integration:FI 機能の統合→殆ど言葉を使わずに行う)、もう一つは「グループレッスン」(Awareness through Movement:ATM 動きを通しての気付き)です。
今回は、人数の関係からグループレッスンで行われました。これは、指導者の言葉の指示だけで行われ、自分の身体の動きを感じて気付いていく方法で、指導者は見本を見せないという方法です。
リトミック同様、フェルデンクライスメソッドを言葉だけで説明するのは大変難しく、また一度のレッスンだけで全てを捉えることは当然不可能ではありますが、リトミックに通ずる大変奥深いメソッドであることを知る貴重な体験となりました。
最後は、井上恵理先生の指導のもと、ダルクローズの「ただそれだけのこと」を全員合唱し、盛会のうちに幕を閉じました。
第Ⅳ期 活動内容 2009年~
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